NOA に関する Q & A

 NOA に関するユーザの方からの質問を元に Q and A を設けました。 「質問も、世界中の皆さんとシェアしてしまおう」というのが 「NOA プロジェクトのコンセプト」です(日本語圏だけですけどね)。 質問された方のプロジェクトへの貢献度がうかがわれるでしょ、 これから沢山の Q & A が蓄積されると思います。 なるべく関連あるものをまとめて掲載するつもりですが、 自分の知りたいことを探すには「お使いのブラウザーの文字検索機能」 を使うと便利と思います。

ラベル名を「主訴」ではなく「Subject」に変更したいのですが
A: NOADesigner でレイアウトを編集します。レイアウトを読み込んだら 「主訴」フィールドの緑ボタンで「属性編集パネル」 を開き「ラベル」をお好みの名前に変更してください。
(注)ラベルはなるべく簡潔な記述をお勧めします。多忙な医療現場では 画面上をなるべく簡素にしておいた方が、無駄な神経をそがれず快適に使えます。 私はラベル名を極力2文字、長くても4文字以内にとどめるよう心がけています。
ラベル名の変更ができますか
Q: 例えば「所見」という大見出しの下に、「主訴」「所見」「考察」と、小見出しが続きます。この大見出し、小見出しの表記を変更できますか?
例;大見出しの「所見」→「診察」に。
小見出しの「主訴」「所見」「考察」をそれぞれ→「S」「O」「A」に。
NOA Designer で試したのですが、これらは固定されているようでした。
A: NOADesigner で自由に変更できます。例えば「主訴」の左側にある 4つのボタンの中の左上緑のボタンを押すと、 その欄の属性設定パネルが開きます。 大見出しの場合は「スクリプト」の中にある「所見」を「診療」に変更。 小見出しは「ラベル」の中にある「主訴」を「S」に変更し「確定」後、 SAVE してください。
(注)なお、NOAManager でいじると失敗することもよくありますので、 SAVE すると自動的にバックアップがとられる仕組みになっています。 バックアップを使って元へ戻すには MAMP/Users/(ユーザ名)/Backup/ から以前の日付のものをもってきて MAMP/Users/(ユーザ名)/NOA.txt と置き換えてください (NOA.txt の前についているタイムスタンプは削除します)。 NOA.txt がそのユーザ用レイアウトのテンプレートです。 TextEdit でも開いてみることができますが、UTF-8 を指定しないと開けないと思います。
Q: テンプレートを使用できるのは「検査欄」だけのようですね。これですと診察所見と検査所見が別枠になってしまいます。所見欄に血圧などの記録をテンプレートで行いたいのですが、これは無理なのでしょうか?
A: おお、なるほどね、、 そういう手もありましたね ^ ^)
そういえば web アプリにする前は、私も所見欄に検査結果を記入していましたっけ。 Web 版での試行錯誤のなかで、このような配置になっています。 用意されているのはあくまで私の使い方を元にしたサンプルで、 先生のように自由に変更できるのが NOA の特徴です。
Q: 質問してから気がつきました。「検査」欄の名称を上にならって「所見」と変更しました。そしてこの枠を上方へ移動、かつ元々あった「所見」欄を消去したところ「所見」欄でテンプレートが使えました!
自院用に新たな欄を設けたいのですが
Q: 例えば履歴情報の「血液型」欄を「最終月経」に変更したいとします。 NOADesigner 緑ボタンでラベルを変更すると、 うまく変わってくれますが、これですと( DB用 )表記は bloodtype のままです。 そこでこの bloodtype を例えば LMP に変更したとします。 するとなぜかカルテ画面でテキスト入力ができなくなってしまいます。
A: それは bloodType の存在する BasicSection に LMP というフィールドが存在しないためです。 NOADesigner の緑ボタンで属性編集パネルを開き、スクリプトの BasicSection.bloodtype を UniversalSection.lmp に変更すれば大丈夫と思います。
(注)UniversalSection 以外のセクションでは、 そこで使える欄(フィールド)は固定されており、 それ以外のフィールドを増やすことはできません。 しかし UniversalSection は、 ユーザごとに自由に好きなフィールドを追加できる NOA 特有の仕組みです。 ただ、やたらこれを多用すると DB 的パフォーマンスは やや低下すると思います。必要最低限にとどめる方がよいでしょう。
リターン・キーで編集を「確定」できない場合がある
Q: 連鎖編集のおかげで例えば、飲酒欄→EnterKey→喫煙欄と飛べて大変便利です。しかし 最後の「既往歴欄」の保存は EnterKey でできず、「確定」ボタンのクリックが必要のようです。 ここもリターンキーで保存できるようにカスタマイズは可能でしょうか?
A: 既往歴のように Text タイプ(複数行を入力できるタイプ)は、 その中で文章を改行する必要があるため、リターンキーは単なる改行となってしまいます。 ここはやむを得ないところです。String タイプ(一行のみの入力欄)だけが リターンキーに反応する仕様です。
ProblemList の再表示のタイミングは?
Q: プロブレムリストは素晴らしいと存じます。 左上欄にリストが作成されるのは、どの時点でしょうか? 確定ボタンを押した段階ではなさそうで、また一度画面を閉じて再度開いても作成されておりませんでした。
A: 現状ではブラウザーを reload すると更新されます。 ちなみに、ページめくりなどをすると明示的に reload しないでも仕組み的に reload が行われます。 いずれは、カルテ内容を更新した時点で ProblemList も連動するようにしたいと思っています。
カレンダーの日付並びが気になりますが
A: 要するに、逆順に表示されているということですか?  それは web browser のお作法に沿って、古いものほど下へ沈んでいった方が 閲覧しやすいため、そうなっています。 しかし「降順ではなく昇順で使いたい」という方は 「初期設定」で変更できます。
初期設定は、上端メニューバー「道具」の「初期設定」で開きます。
性別などポップアップメニューの順番を変えたい
Q: 先生のご専門から、当然のごとく最初に「女性」が表示されます。 例えば初期表示を「男性」に変更可能ですか? どうすればできるのでしょうか。
A: 性別欄の Menu Editor で「頻度学習」にチェックを入れておけば、 自然と先生の診療所で使用頻度の多い性別が最初に現れるようになります。
例えば病名などで 「この病名は5番目と覚えておいたのに、勝手に3番目に変わってしまうのはけしからん」 という方もいらっしゃいます(小さな親切、余計なお節介)。 そのような場合は、まず「頻度学習のチェックをはずします」。 さらに自分の都合のよい順番に「頻度を入力」しておくと、 学習はしませんが、その頻度に「固定した順番で表示」されます。
Q: 学習能力、了解いたしました。何度か繰り返させていただきます。
A: 「男性が先頭」を固定したいなら、前述のように Menu Editor で「男性の頻度欄」に「女性」より大きい頻度を入れ 「頻度学習」のチェックをはずしておけば、 必ずいつも「男性」が先頭に現れます。 頻度は「男性」「女性」などのメニュー項目をクリックすると、 その項目の頻度が「頻度欄」に現れますので、そこを修正すれば OK です。
レセコンとの連携は?
Q: レセプト処理をどうなされていますか?
A: レセコンはORCAです。 とは言え、いずれは NOA の入力を ORCA へ投げれば 計算結果を返してくれるようにしたいと思っています。
Cocoa 時代、長年 NOA を使って頂いた眼科診療所の先生がいらっしゃいました。 「大橋先生、お陰でレセコン入力が楽になり人件費が一人浮きました」との話。 「え? NOA にはレセコン機能ないけど、」というと 「手書カルテを判読する必要が無くなったので、 NOA 画面を見ながらレセコンへ2度手間入力でも以前より全然楽になり、 熟練者に辞められた時の予備スタッフが不要になった」よし。 「なーるほど」と、現在私も同じ方式です。
過去のページを作成できますか?
Q: テスト患者さんの ProblemList 保存機能が、 日をまたいだ際にどうなるかなどテストのため、 過去の日付でテスト患者さんを作りたいのですが上手くいきません。 やり方がございますでしょうか? それとも医療記録の性質上、それはテストいえど御法度でしょうか?
A: 「ページ追加(日時指定)」でできます。 医療記録に「改ざん」は御法度ですが 「訂正」は常に発生することで、それに対応できなければ仕事に使えませんからね。 過去の記録を訂正・削除・挿入した場合は 「誰が何時、変更したか」が記録されるようになっています。
処方箋発行しようとするとアラートパネルがでますが
Q: 処方しようとすると、2つ警告パネルが出ます。これは正常な反応でしょうか?
A: これは、保険情報の入力不足によるものです。 ちょっと舌足らずのアラートでしたね。
FRONT の診療終了はどうやって確定するの?
Q: フロント画面です。カルテの記録、保存だけだと待ち時間がドンドン進みます。 アセアセ・・・(;^_^A 診察終了にするにはどうすればよろしいのでしょうか?
A: 診療費計算を確定すると、結果がFRONTへ反映され、診療終了となります。
PriceList の入力
Q: プライスリストでの入力は地道な作業ですが、 自分で必要な薬剤は入力できますね。 先生はご自身で入力されたのですか? NOAの可能性を考慮しますと、 今後は各ユーザーが同じ単純作業を繰り返すよりは、 ベースとなる薬剤リストを down load する環境が必要かもしれませんね。
A: すべて自分で入力したものです。自分で使う薬剤だけを 使いながら足すだけですから、そう面倒には感じませんでした。 現在 Medis から down load できるマスターが利用できるはずで、 今後はそのようなものも検討したいと思います。
もう一方で「皆で PriceList をシェアできると良いな」が、私の夢でした。 もちろん正確度とか色々ありますが「労力も皆でシェア」できると良いですよね。 「自己責任」の代わりに「安上がり」なことも、大きなメリットです。
他の受診日の記録と比較したい
Q: 現在当院の電子カルテで同日再診すると、 日付単位が基本で同じ日の診療録はすべて一つの画面に別枠で保存されます (朝のS、すぐ下に夜のS、その下に朝のO...)。 1日の中での経時的な変化を観るのには大変役立ちます。 つまり一枚のカルテ画面で、 記載欄が上から S、S、O、O、O のように並んでいきます。 NOAではこのような形式もとることができますか?
それとも再診ですと、 新たに一枚のカルテ画面が上に置かれる形のみでしょうか?
A: 現在の仕様は、1受診1ページという仕様ですので、 別の受診日の内容を一緒に表示することはできません。ただし Web ベースですので、同じ患者のカルテを別ウインドーで開き 「昨日と本日の記述内容を左右のウインドーで比較してみる」 というようなワザができます。
Q: これは凄い裏技ですね!ノートの見開き感覚です! 前述のリクエストは必須機能とは思いません。1ページ1診療で問題はないと存じます。
伝票テンプレートの( )は省略できますか
Q: O 欄に、伝票テンプレートを活用させて頂いております。 例:VitalSings(BP(110)/(65)P(80)) この数字前後の()は省力できますでしょうか?
A: この「ラベル名(値)」という形式を私は「NOA フォーマット」と呼んでいます。 NOA フォーマットでは ( ) が最低限のお約束ですので、 ( ) を省略すると、コンピュータは「どこからどこまでがラベル名?」 「どこからどこまでが値?」状態になってしまいます。
伝票テンプレートの出力形式は変えられますか
Q: 現状では伝票をカルテに書き戻す時「整形」をONにしますと、 収縮期血圧、拡張期血圧、脈がそれぞれ1行ずつ占めてしまいますが、 以下のように書き戻すことはできますか。
理想型:
VitalSings(BP(110)/(65)P(80))
起立性低血圧チェック
(臥位3分BP(130)/(80)P(90)
立位直後BP(120)/(90)P(90)
立位1分 BP(140)/(80)P(70))
A: 機械は命令されたことは、クソまじめにやります。上の例ですと、 命令がかなり複雑になりますよね。 VitalSings は「子供はすべて横並びにせよ」ですが、 規律性低血圧チェクでは「子供はまず一段下に下がれ。 次にラベル3つ分ずつ横並びにせよ」になります。 やって、できないことはありませんが、このような多様性に対応しようとすると、 設定用インタフェースが複雑になるだけでなく、裏方での処理もかなり複雑になります。
複雑になるということは、人間の世界でもそうですが 「間違いを起こしやすくなる(つまりバグを発生しやすくなる。 しかも、どこでバグッたか探すのは、かなり大変)」 つまり「高級な処理をできる人間を雇うには高給がかかる」 ということです。
 キモは「物事をいかにシンプルに実現するか」。実は これがまた、 かなりの時間と労力と経験を積まないと難しいのです。 しかし前者にコストや時間をかけるのと、後者にかけるのとを考えると、 長い目で見た場合、絶対的に後者のほうが有利になります。 歴史的な美術品や芸能、すべてそうですよね。

# Apple 社の Steve Jobs は常にそのような製品しか出さないので尊敬します。

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