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分娩(お産)できる施設が、急速に減少しつつあります。 妊娠がわかったら早めに お産をする施設を決め、 分娩予約をした方がよいでしょう。 全国でもっとも条件が良いと思われていた東京でさえ、 私の住む品川地区でも一定の施設に分娩が集中しはじめるようになったため、 多くの産科施設で 分娩の予約制限をせざるを得なくなって来はじめました。 この変化の速度ですと「妊娠の診断がつくと同時に分娩予約をしても、 もう予約が一杯」という 最悪の状況が今年中にきてしまうのではないかと大変心配しています。 その原因は、産科医師の仕事に対し「常にパーフェクト(99%でなく100%)を求められ」 「善意や努力では済まされない」ようになり 耐えきれなくなっていることや、 厚労省が事実上産科診療所を排除するような通達を出しているためです (現在の日本の「お産」の半分近くを診療所が支えています)。 ドミノ現象で産科施設がバタバタとパンクしています。 世界的にも「妊産婦や赤ちゃんの死亡率が最も低く安全」だった 日本の産科医療が音をたてて崩壊しはじめているのです。 とても困ったことです。 もう一つの一因として 「少しでも死亡率や異常を減らすべく努力してきた」産科医の気持ちが 自分で自分の首をしめる結果になったということも言えます。 私の父が産婦人科を選んだ理由は「退院の時に”おめでとうございます” と言える産科を一生の仕事に」だったそうです。 今は昔の話となりました。 本来「生命の誕生する時期」は自然界において 「最もリスク(危険性)の高い時期」なのです。 タンポポの種でも魚の卵でも、もの凄い数が産み出され、 大人になるのは ごく僅かです。 なぜ自然はこのような無駄をしているのでしょう? それは「自然淘汰の試練を乗り越えた強い子孫だけを残すことにより 種族を保持する」という巧妙な仕組みなのでしょう。 この仕組みに逆らって人間は 地球の自然破壊だけでなく「自分に対する自然破壊をしている」のかも知れません。 多くの人が早くこれに気づかない限り、 われわれ人類の未来が急速に崩壊することは明らかと思っています。 そんな危機感でこのホームページを書いています。 # 小泉政権以来、医療に「市場経済の論理」が取り入れられ、 医療全体も急速に崩壊しつつあります。毎年、病院がバタバタと閉じています。 本来、医療、食料、ライフラインなど生活に必需なものは 「市場経済(経済効率だけで考える)」とは別の枠組み、 ある程度の不採算でも質を維持できるようすべきものと思います。 開業医の子供として育った私は「医療で金儲けをしてはいけない」ということを 無言のうちに教えられ育ちました。しかし小泉政権になって、 「金儲けのため医療に参入しよう」 という企業を後押しする政府の姿勢に 「えっ!!」と思考がとまりました。 穏やかに自然を育んでいた在来種に、 共生など眼中になく繁殖能力だけ旺盛な外来種を放すとどうなるか、、 |
2007-04-19 11:37:41 +0900