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最近では Work Station という言葉自体が死語となっています。 このコラムのはじまった 1980年代なかば、 コンピュータは企業においては、メインフレーム(いわゆる電算機)、 オフコン(オフィスコンピュータ)が全盛の時代でした。 そして個人用のものはマイコンと呼ばれていました。 これは Micro Computer の略であるとともに、 My Computer をも意味するものでした。 Apple 社では早い時期から Personal Computer と呼んでいたような気がしますが、 本格的にパソコンと呼ばれるようになったのは IBM PC が発表された時からでしょう。 そのような中にあって 1980 年代前半、 ワークステーションと呼ばれるものが登場しました。 私の記憶に残るものでは、アポロ、サン、スター、その他があります。 ワークステーションとは、 「高速の CPU」「ふんだんなメモリー」 「高解像度のビットマップ・ディスプレイ」を搭載し、 「相互にネットワークでつながり」「UNIX で動く」 というような定義かと思います。 ワークステーションがどういうところで使われたかというと、 大学や企業の研究所、開発部門などが多かったと思います。 当然かなり高価でもあり、 UNIX というまだ一般企業でも使われる事の少ない OS を搭載していましたので、一般企業や、 まして個人が使うことはありませんでした。
![]() Sun-3/60M workstation 当時としては巨大な20インチ・ディスプレイ搭載 「新しいもの好き」 「どうせやるならデッカいことを」の意気にあふれ 私が購入したのが、設立まもないサン・マイクロシステムズ社の Sun-3 というワークステーションでした。 「ネットワークでつながなけりゃ、ワークステーションじゃない」 ということで、一挙に2台購入し 1F の診療所と 13F の自宅を、 当時まだ珍しかったイーサネットでつなぎました。 「まあ、ベンツを買うと思えばいいさ」と、、 そして現在、産科は危険・疲労・不採算性の診療科となり、 どんなに一生懸命、誠心誠意つくしても結果が悪ければ必ず非難される、 まさに「惨禍」となり、 今ではとてもそのような高価な機械は買える身分ではなくなりました。 しかしパソコンがワークステーションを凌ぐ能力を持ち、 価格も信じられないほど安くなったため、 当時より快適な環境を享受できています。 よい時代の「はざま」に生まれたものと、天に感謝しています。 |