1.1 システム構築の背景と目的

 「受診者へ受診者自身の医療情報開示・地域医療連携の推進」の達成を本事業の目的とする。

 社会へのITの普及から、医療へも Web や e-mail などのインフラを求めるニーズは高まりつつある。また医療において最も重要な「受診者と医療者間の良好なコミュニケーション」の不足から生ずるトラブルもしばしば見受けられる。
 一方、システム効率化の面からも上記目的達成に IT の利用は不可欠で、現場への混乱の少ないなるべく自然な形で「医療へのIT普及」がはかられるべきであろう。

 このようなことから、診療所の色々な形態の電子カルテ、病院のシステム、受診者がホームページで自分の診療内容を参照できるシステム、他地区の医療連携システム、医療支援各種サービス(検査センター、電子診療録バックアップ、その他)などを容易に相互接続できるインフラを整備することにより、「受診者が自分の診療内容をよく理解し、受診者と医療者間での良好なコミュニケーションを産む環境の提供」が、本事業の基本構想の根幹となる。

 このようなシステムにより都民あるいは国民が「どこにいても均質・良質な医療を効率良く受けられる」仕組みを提供する基盤ができる。